卒業生の声

チーム医療に携わり、
栄養指導を通して入院患者の
回復をサポートします。

濱 裕宣HAMA HIRONOBU

東京慈恵会医科大学附属病院
栄養部 課長 管理栄養士
[昭和63年卒業]

佐伯での学生時代、1週間ほど臨地実習で病院に行きました。そのとき入院患者の病状に合わせて朝・昼・夕と1日の食事を管理する仕事に興味を持ち、ここで働きたいという強い気持ちが芽生えました。あれから31年、その病院に今も働いています。当初は栄養士として調理を担当していましたが、年々、管理栄養士のニーズが高まり、働きながら資格を取得。さまざまな現場経験を積み、現在はチーム医療にも携わっています。

チーム医療では医師、看護師、薬剤師、管理栄養士が一緒に回診を行い、それぞれの専門性で入院患者の治療方針を決めていきます。ここで大切なのはコミュニケーションです。それは調理を担当する栄養士にも必要で、採用の際もコミュニケーション能力の有無を重視しています。入院患者にとって食事は唯一の楽しみであり、ほっとできる時間ですから、より喜んでいただけるおいしい食事を提供するために現場のチームワークを大切にしていきたいです。

私が通っていた母校の小学校で
毎日850食の給食づくりに
励んでいます。

常重 友希TSUNESHIGE YUKI

一冨士フードサービス株式会社
[平成27年卒業]

私が勤めている一富士フードサービスは給食委託会社です。入社1年目で私が通っていた小学校の給食を担当することが決まり、このようなかたちで恩返しができることを、すごくうれしく思っています。

毎日850食を栄養士、調理士を含む12人のチームで作り上げていますが、佐伯で学んだ知識や技術が今の自分のベースになっていると、日々実感しています。授業をもとに基礎や応用をまとめたレポートは大切な宝物で、今でもときどき見返して仕事の参考にしています。

栄養士の資格を持っているおかげで、
たくさんの子どもたちの
笑顔と出会えました。

仁科 陽子NISHINA YOKO

理研ビタミン株式会社
事業戦略推進部 海藻事業推進室 食育チームリーダー
[平成17年卒業]

乾燥わかめなどを製造・販売する食品メーカーに入社後、学校給食における海藻類販売促進を行う新規事業部に配属。学校給食向けの海藻レシピを作り始めましたが、「子どもは食材に実際に触れないと興味を持たない」というアドバイスを受け、小学3年生~6年生対象の食育授業プランを一から作成。今、年間約100校の小学校で出張授業を行っています。栄養士の資格のおかげで仕事の幅が広がり、子どもたちの笑顔に触れることができてうれしいです。

女性が内側から美しくなるために
「おしゃべりができる栄養士」
が目標です。

橋本 裕子HASHIMOTO YUKO

シダックス株式会社
管理栄養士
[平成30年卒業]

今、学校給食で調理業務を担当しています。現場で働くようになって感じたのは、調理ができることがとても大切だということ。調理業務を的確にこなして、しっかり経験を積んでいたことで、知識と経験を持った管理栄養士として働いています。

これからももっと経験、知識を積み、管理栄養士として、女性の役に立つ仕事がしたいです。栄養を摂ることで内側から美しさが作られるなど楽しくおしゃべりをしながら伝えていきたいと思います。